「児童憲章」に触れてみました。
私たちが「業」としている福祉のお仕事に係る新しい法律が施行されました。
■こども基本法 (令和4年6月成立 令和5年4月施行)
柏の葉学園グループでは、「こども基本法」を5月10日の朝礼課題として取り上げ、職員全員で勉強しました。
そして、「日本国憲法」「児童の権利に関する条約」「児童憲章」まで視野を広げて触れてみました。
その中で・・・
法律につかわれている日本語(単語)を、一つ一つを大切に!丁寧に!読みこんでいくと、
子育てをしているお父さんお母さん、
私たちのように子供の成長にかかわるお仕事をしている人たちにとって、
「立ち返るべき大切な事柄」が記されていることを改めて感じたので、
ブログでご紹介したいと思います。
児童憲章の3原則
児童は、人として尊ばれる
児童は、社会の一員として重んぜられる
指導は、良い環境の中で育てられる
上記3原則の一番初めに書いてある「児童は、人として尊ばれる」を見ていきましょう。
では、人として尊ばれるとは一体どういうことなのでしょうか?
まずは、尊ぶという言葉について考えてみたいと思います。
【尊ぶ】を辞書で調べると次のように書いてあります。
1 尊いものとしてあがめる。たっとぶ。「神仏を—・ぶ」. 2 価値あるものとして重んじる。尊重する。たっとぶ。
デジタル大辞泉
私が福祉のお仕事をしていて最近!特に!感じることがあります。
子どもたち一人ひとりの「力」を信じてあげられていないお父さんお母さんが多いいことです。
具体的にいうと、子どもたちの目の前に、チョット頑張れば乗り越えられる事柄が現れた時(現れそうな時)、お父さんお母さんはわが子が困らないように、つらい思いをしないように、その事柄を取り除いてしまいます。
子どもたちを価値あるものとして重んじてみてください。子どもたちの力を尊重してみてください。
子どもたちが困りながらも!つらい思いをしながらも!立ち向かった時間やその時感じた気持ちは、子どもたちの将来の力になります。
そして、尊重するとはこういうことなのだと思います。
私たちも、毎日子どもたちとの時間を過ごしていると、行政から認可を受けた福祉施設としてどう支援をするべきか?悩み苦しむことが多々あります。
こんな時、世の中にはハウツー本や指導書、SNSでの支援方法の指南書等 沢山の情報があふれています。
しかし、この事業の根本である法律にこそ、成立の経緯や目的等大切なことが書いてあります。
私たち柏の葉学園グループでは、何か問題や困ったことにぶつかった時には「法律」に立ち返るようにしています。
少しでも参考になればと思いブログで紹介してみました。
追伸:私たち柏の葉学園グループのスタッフは毎朝「朝礼」でこの様な勉強会をしています。