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覗いてみましょう!支援後の支援室を(°▽°)

子どもたちが元気に通える夏のために

夏は、子どもたちにとって楽しみの多い季節です。

水遊び、夏祭り、食育、外出活動。
いつもとは少し違う経験に、子どもたちの目も輝きます。

しかし、楽しい夏である一方、感染症や熱中症、脱水症状など、健康面での危険が高まる季節でもあります。

柏の葉学園では、子どもたちを安全に受け入れるため、職員会議の中で感染症対策委員会を開催し、夏の体調管理について改めて学び、確認を行いました。

保護者の皆様には、普段なかなか見えない、先生たちの「支援の裏側」を少し知っていただけたらと思います。


夏の三大感染症を学ぶ

夏に流行しやすい感染症として、

  • 手足口病
  • ヘルパンギーナ
  • 咽頭結膜熱(プール熱)

が挙げられます。

先生たちは、病名を知るだけではありません。

どのような症状が表れるのか。
普段と違う様子はないか。
顔色はどうか。
食欲はあるか。
発言や行動に変化はないか。

子どもたちの小さな変化を見逃さないため、一つひとつ確認しています。

手洗いや生活リズムなど、当たり前に思えることも、感染症対策の基本です。

当たり前のことを、当たり前に、丁寧に続ける。

それも、子どもたちの健康を守る大切な支援です。


塩分タブレットは、ただ配ればよいわけではありません

夏の活動では、必要に応じて塩分タブレットを使用しています。

しかし、塩分タブレットは、ただ食べればよいものではありません。

必ず水分と一緒に摂取すること。
汗をかいた量や活動内容を確認すること。
児童の体調を見ながら使用すること。
誤飲や過剰摂取がないよう管理すること。

先生たちは、子どもたちにタブレットを渡して終わりではありません。

きちんと水分を飲んだか。
体調に変化はないか。
汗のかき方はどうか。

その後の様子まで確認しています。


ミスト一つにも、配慮があります

暑い日の外出活動では、身体を冷やすためにミストを使用することがあります。

けれども、子どもたちの中には、水が顔にかかることが苦手な子、服が濡れることを不快に感じる子、突然の刺激に驚いてしまう子もいます。

そのため、

「今からお水をかけるよ」

と、必ず事前に声をかけます。

顔や目にかからないようにする。
首元や脇の下など、身体を冷やしやすい場所を意識する。
衣服が濡れすぎないようにする。
歩行中の飛び出しや転倒につながらないタイミングを選ぶ。

一見、簡単に見えるミストの使用にも、多くの観察と配慮があります。

全員に同じことをするのではなく、一人ひとりに合わせて方法を変える。

それが、柏の葉学園の支援です。


観察は、受け入れから引き渡しまで続きます

先生たちの観察は、学園に到着してから始まるわけではありません。

自宅や学校へのお迎えの時から、すでに始まっています。

車に乗った時の表情。
送迎車内での様子。
学園に着いた時の動き。
活動中の顔色や発汗。
食事やおやつの食べ方。
水分摂取の状況。
帰りの車内での様子。
そして、保護者の方へ引き渡す最後の瞬間まで。

「いつもより静かだな」

「今日はあまり遊ばないな」

「疲れたと言うことが増えたな」

「食欲が少ないな」

その小さな違和感を、先生同士で共有します。

一人の先生だけで判断せず、複数の目で子どもを見守る。

それは、柏の葉学園の大きな強みです。


子どもたちが100%で支援を受けるために

子どもたちは、体調が整っていてこそ、学び、遊び、人と関わることができます。

眠れていない。
朝食を食べていない。
水分が足りていない。
生活リズムが乱れている。

そのような状態では、集中できない、イライラする、活動に参加できないなど、さまざまな影響が出ます。

そのため、夏休み中は特に、

「朝ごはんは食べた?」

「昨日はよく眠れた?」

「今日は元気?」

と、子どもたちに確認します。

ただ預かるのではありません。

その日の体調を知り、安全に支援を提供するために、先生たちは一人ひとりの生活にも目を向けています。


先生たちも、学び続けています

子どもたちが登園する前。
子どもたちが帰った後。
職員会議や委員会の時間。

先生たちは、事故を防ぐために学び、感染症について調べ、熱中症への対応を確認し、支援方法を話し合っています。

「この対応で本当に安全か」

「もっと良い方法はないか」

「この子には、どのような配慮が必要か」

日々、考え続けています。

子どもたちが笑って過ごしている、その穏やかな一日の後ろには、先生たちの準備と努力があります。

何も起こらなかった一日は、何もしなかった一日ではありません。

事故が起きないように準備し、感染症を広げないように注意し、熱中症にならないように観察した結果です。


お休みについて、保護者の皆様にお願いしたいこと

もちろん、発熱や体調不良がある時には、無理をせず休養することが最優先です。

感染症が疑われる場合には、周囲への感染を防ぐためにも、お休みが必要です。

しかし一方で、

「今日は少し面倒そうだから」

「本人が行きたくないと言ったから」

「家庭の都合で何となく」

という理由で、安易にお休みを重ねることについては、今一度考えていただきたいと思います。

支援は、一日だけで完成するものではありません。

毎日の積み重ねの中で、

人と関わる力、
約束を守る力、
苦手なことに挑戦する力、
気持ちを切り替える力、
自分のことを自分でする力、

が少しずつ育っていきます。

先生たちは、その日の子どもたちを迎えるために、活動を考え、職員を配置し、安全確認を行い、教材や環境を準備しています。

子どもが来ることを前提に、準備をしています。

だからこそ、体調不良ではない時には、できる限り登園を続けてほしいと思います。

行きたくない日があることも、気分が乗らない日があることも分かります。

しかし、そこで簡単に休むのではなく、

「今日は行くだけ行ってみよう」

「先生に会ってから考えよう」

「まず車に乗ってみよう」

と、一歩を踏み出す経験も、子どもの成長には必要です。


家庭と学園が同じ方向を向くこと

学園だけが頑張っても、家庭だけが頑張っても、子どもの成長を十分に支えることはできません。

家庭と学園が同じ方向を向いた時、子どもの成長は大きくなります。

先生たちは、見えないところで学び、準備し、子どもたちを迎えています。

保護者の皆様にも、生活リズムを整えること、朝食や睡眠を確保すること、必要な持ち物を準備すること、そして安易に休ませないことに、ご協力いただきたいと思います。

子どもたちが100%の状態で支援を受けられるように。

子どもたちの今日と、その先の未来のために。

先生たちと保護者の皆様が手を取り合い、今年の夏も安全に、元気に、そして楽しく乗り越えていきましょう。

業務改善委員会 報告

令和8年7月21日 合同職員会議
(柏の葉学園・柏の葉学園十余二校・柏の葉学園豊四季第二教室)

本日の業務改善委員会では、石川県小松市の特別支援学校において、授業中にトイレへ向かった児童が行方不明となり、その後、近隣の滝で死亡が確認された大変痛ましい事故について、事例をもとに検証を行いました。

この事故は決して特別な環境で起きたものではありません。

「柏の葉学園で同じような事故を絶対に起こさないためには何が必要か。」

その視点で、全職員が真剣に話し合い、安全管理体制を改めて確認しました。

柏の葉学園 徹底事項

今回の委員会では、次の事項を全教室共通の安全管理として徹底することを確認しました。

  • 児童を一人にしないことを原則とします。
    トイレや施設内外への移動時も、職員が付き添い、安全を最優先に支援します。
  • 公園支援中は、児童を常に職員の視界に入れます。
    自由遊びであっても、「見えていること」を基本とし、死角をつくらない支援を徹底します。
  • 子どもたちを「いい意味で信用しない」ことを共通認識とします。
    子どもたちを疑うという意味ではありません。
    「この子は大丈夫」「いつもできているから」という思い込みを持たず、一人ひとりの行動を最後まで見守る姿勢を大切にします。
  • 自由遊び終了前には、職員間で必ず安全確認を行います。
    公園など屋外活動では、解散や集合をかける前に、職員同士で現地の安全確認と児童全員の所在を確認し、人数確認を徹底します。
  • 職員同士の情報共有を徹底します。
    「誰がどの児童を見ているのか」「どこにいるのか」を常に共有し、支援の空白をつくらない体制を維持します。
  • 事故発生時を想定した初動対応を定期的に確認します。
    万が一に備え、捜索手順や連絡体制、役割分担を繰り返し確認し、迅速な対応ができるよう備えます。

柏の葉学園の強み

柏の葉学園の大きな強みの一つは、「先生の目が多いこと」です。

屋外活動では、単に子どもたちを囲むのではなく、活動の列や遊びの間にも職員が入りながら配置し、

「目が届く・手が届く・気が届く」

この三つが届く範囲で支援を行っています。

職員同士がお互いの位置を確認しながら配置することで、死角を減らし、子どもたち一人ひとりの安全を守る体制を日頃から実践しています。

おわりに

子どもたちの命を守ることは、私たち支援者に課せられた最も重要な責務です。

事故は、「少しだけ目を離した」「この子なら大丈夫だと思った」という、一瞬の判断から起こることがあります。

だからこそ柏の葉学園では、「安全にやり過ぎはない」という意識を全職員で共有し、一つひとつの支援を丁寧に積み重ねています。

今回の事例を重く受け止め、今後も安全管理体制を継続的に見直しながら、保護者の皆様に安心してお子様をお預けいただける学園であり続けられるよう、職員一同努めてまいります。