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育てて、焼いて、食べる。

「自分で育てた野菜」は、なぜこんなにおいしいのだろう?

柏の葉学園で子どもたちが育ててきた、ピーマンとなす。

小さかった苗が少しずつ大きくなり、花が咲き、実をつけました。

「大きくなった!」
「もう食べられるんじゃない?」
「こっちにもできてる!」

そして、いよいよ収穫。

せっかく自分たちで育てたのだから、もちろん最後は

食べます!

今回はホットプレートで焼いて、味付けは塩・コショウだけ。

※動画はぜひ音声も聞いてください!(子どもたちのかわいい声が聞こえます☆)

じゅ〜っと焼ける音。
だんだん柔らかくなるなす。
鮮やかな緑色のピーマン。

焼ける様子を見ているだけでも、なんだかワクワクします。

そして、いざ実食。

「おいしい!」

不思議なものです。
いつもなら野菜を見ただけで少し警戒する子も、自分たちで育てた野菜となると、ちょっと様子が違います。

「食べてみようかな」その小さな一歩が生まれます。

「食べなさい」より、「食べてみたい」

食育というと、つい「好き嫌いなく食べること」や「栄養について学ぶこと」を思い浮かべます。

もちろん、それも大切です。

でも柏の葉学園では、もう少し広く考えています。

土に触れる。
苗を植える。
水をあげる。
育っていく様子を見る。
自分の手で収穫する。
調理する。
そして、みんなで食べる。

食べ物が突然お皿の上に現れるのではなく、

「食べるまでには、こんな時間があるんだ」

ということを体験する。

これも大切な食育です。

スーパーに並んでいるピーマンと、自分たちが育てたピーマン。

野菜としては同じものかもしれません。

でも子どもにとっては、そこに「自分が関わった」という物語があります。

だからこそ、いつもの野菜が少し特別に見えるのでしょう。

体験は、子どもの「知っている」を「わかる」に変える

「野菜は畑で育ちます」

言葉で教えることは簡単です。

けれど、自分で水をあげ、昨日より少し大きくなった実を見つけ、収穫した野菜を手に持つ。

その経験には、言葉だけでは伝えきれないものがあります。

見る。触る。匂う。聞く。味わう。

五感を使った体験は、子どもの中に残ります。

そして何より、

「自分でやった」
「できた」
「育った」
「食べられた」

という実感につながります。

大人が「野菜を食べなさい!」と100回言うよりも、

自分で育てた野菜を一口食べる経験のほうが、子どもの心を動かすことがある。

私たちは、そんなふうに考えています。

小さな畑にも、たくさんの学びがある

野菜を育てることは、すぐに結果が出る活動ではありません。

水をあげたからといって、次の日にピーマンができるわけではない。

待つ時間があります。

思ったように育たないこともあります。

それでも世話をしていると、ある日、小さな実を見つけます。

「あった!」

その瞬間のうれしさは、自分で関わってきたからこそ味わえるものです。

育てること。
待つこと。
変化に気づくこと。
収穫すること。
みんなで分けること。
そして、命をいただくこと。

一皿の焼き野菜の中にも、実はたくさんの学びが詰まっています。

今回の味付けは、塩・コショウだけ。

それなのに、みんなで食べれば十分おいしい。

もしかすると最高の調味料は、

「自分たちで育てた!」

という経験だったのかもしれません。

柏の葉学園では、これからも子どもたちが実際に触れ、考え、やってみる体験を大切にしていきます。

育てる。
やってみる。
そして、いただく。

小さな経験を一つひとつ重ねながら、子どもたちは少しずつ「生きる力」を育てていきます。

さて、次は何が収穫できるかな。

畑をのぞく楽しみは、まだまだ続きます。🌱