「お口ぽかん」は、ただの癖ではありません。
最近、「子どものお口がいつも開いている」という相談が全国で増えているそうです。
これは単なる癖ではなく、「口腔機能発達不全症」と呼ばれる状態の可能性があり、今、歯科の現場でも大きな課題となっています。虫歯が減少している一方で、「食べる」「飲み込む」「話す」「鼻で呼吸する」といった、お口本来の機能が十分に育っていない子どもが増えていることが報告されています。(TBS NEWS DIG)
では、なぜなのでしょうか。
原因は一つではありません。
食生活の変化、柔らかい食べ物の増加、スマートフォンやゲームの時間の増加など、さまざまな要因が考えられています。
その中でも私が特に気になったのは、「昔ながらの遊びが減ったこと」も一因ではないかという指摘です。(TBS NEWS DIG)
昔の子どもたちは、外で走り回り、鬼ごっこをし、縄跳びをし、竹馬に乗り、シャボン玉を吹き、風車を回し、笛を鳴らして遊びました。
こうした遊びは、楽しみながら自然と口や舌、頬、あご、そして全身を使う遊びでもありました。
子どもの身体は、「鍛えよう」と意識して育つものではありません。
夢中になって遊ぶ中で、必要な力が自然と育っていくのです。
柏の葉学園でも、「遊びは学び」であることを大切にしています。
泥だんごを作る。
シャボン玉を吹く。
歌を歌う。
大きな声で笑う。
思い切り走る。
友達とたくさんおしゃべりをする。
一つひとつは遊びに見えますが、その時間こそが、子どもの身体や心、そして「生きる力」を育てています。

便利な時代になりました。
だからこそ、便利さだけでは育たない力があることも忘れてはいけません。
「遊ぶこと」は、子どもにとって最高のトレーニングです。
今日も子どもたちが夢中になって遊ぶ姿を、私たちは大切に見守っていきたいと思います。
子どもの未来は、遊びの中から育っていくのです。