「教育」の原点は、法律の中に書かれています!
柏の葉学園では、日々さまざまな活動を行っています。

公園で思い切り遊ぶこと。野菜を育てること。卵の殻を砕いて肥料を作ること。友達と笑い合い、ときにはぶつかり合うこと。
こうした活動を見て、「遊んでいるだけでは?」そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そうです!子どもたちにとって遊びはとても大切です!!
そして、私たちにはそう考える一つの根拠があります。
それが学校教育法第23条です。
学校教育法 第23条(幼稚園の目標)
幼稚園における教育は、前条に規定する目的を実現するため、次に掲げる目標を達成するよう行われるものとする。
一 健康、安全で幸福な生活のために必要な基本的な習慣を養い、身体諸機能の調和的発達を図ること。
二 集団生活を通じて、喜んでこれに参加する態度を養うとともに、家族や身近な人への信頼感を深め、自主、自律及び協同の精神並びに規範意識の芽生えを養うこと。
三 身近な社会生活、生命及び自然に対する興味を養い、それらに対する正しい理解と態度及び思考力の芽生えを養うこと。
四 日常の会話や、絵本、童話等に親しむことを通じて、言葉の使い方を正しく導くとともに、相手の話を理解しようとする態度を養うこと。
五 音楽、身体による表現、造形等に親しむことを通じて、豊かな感性と表現する力の芽生えを養うこと。
私は、この条文を読むたびに思います。
ここには、「字を書けるようになりましょう。」「計算ができるようになりましょう。」とは、一言も書かれていません。
法律が最初に大切だと示しているのは、
人として生きる土台です。
健康な身体。
安心できる人との関係。
仲間と生活する力。
自然への感動。
言葉を通して心を伝え合うこと。
そして、自分を表現する喜び。等々
これらは、知識より先に育まれるべきものです。
これらは「遊び」の中で経験し学ぶことができます。
だから柏の葉学園では、
野菜を育てます。
卵の殻を肥料にします。
泥だらけになって遊びます。
虫を見つけて歓声を上げます。
友達とけんかをし、仲直りをします。
これこそが法律が目標として掲げる教育そのものだからです。
支援とは、できないことをできるようにすることではない!
のではないでしょうか?
その子が本来持っている
「育とうとする力」
を信じ、
その力が十分に発揮できる環境を整えることだと
考えています。
私たちは、子どもに何かを与えているのではありません。
子どもが自ら育つための土を耕しているのです。
花は、無理に咲かせることはできません。
種には種の時期があり、芽には芽の時期があります。
大切なのは、花を引っ張ることではなく、根が伸びる環境を整えること。
学校教育法第23条は、幼稚園の目標を定めた条文です。
しかし私は、この条文は幼児教育だけでなく、
子どもと関わるすべての大人へのメッセージ
でもあるように感じています。
結果を急ぐのではなく、土台を育てる。
教え込むのではなく、育つ力を信じる。
柏の葉学園は、これからも法律が示す教育の原点を大切にしながら、
子どもたち一人ひとりの
「育つ力」を信じ、
その歩みに寄り添ってまいりたいと思います。