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学びと思考のバランス

これからブログに記す事柄は、令和8年6月19日の朝礼での講義内容を、子育てに置きかえた内容になります。

私たち、子どもの成長に係ることを、「生業」としている人間には、
とても大切な講義内容でした。

だからこそ、今子育て中のお父さんお母さんにも伝えたいと思い、ブログで発信しています。

物事の本質にたどり着ける人間になりたいものですね。

学びて思わざれば則ち罔(くら)し。
思いて学ばざれば則ち殆(あやう)し。

これは孔子の『論語』にある有名な言葉です。

意味は、

「学ぶだけで自分で考えなければ、本当の理解には至らない。」
「反対に、自分勝手に考えるだけで学ばなければ、危険な考えに陥る。」

ということです。

2500年以上前の言葉ですが、現代の子育てにもそのまま当てはまるように感じます。

子育ての情報はあふれている

今は、本やSNS、動画などで、簡単に情報が手に入る時代です。

「褒めて育てましょう」
「自己肯定感を育てましょう」
「個性を大切にしましょう」

どれも良く見聞きする内容であり、言葉です。

しかし、その言葉を表面的に受け取ってしまうと、本来の意味から離れてしまうことがあります。

例えば、「褒めることが大切」という言葉を聞いて、何でも褒めればよい。

叱ってはいけない。嫌な思いをさせてはいけない。

と解釈してしまう。

学んでも考えなければ「くらし」

孔子は「学びて思わざれば則ち罔し」と言いました。

情報を集めるだけでは不十分です。
なぜそうするのか。
その目的は何か。
自分の子どもに当てはめるとどうなのか。

そこまで考えて初めて学びは生きてきます。

子育ての本を10冊読んでも、

その内容の本質は何かを考え、学ばなければ、言葉の量が増えても理解は深まりません。

考えるだけで学ばなければ「あやうし」

一方で、「私はこう思う」「うちの子は大丈夫」「昔からこうだから」
という経験や感覚だけで判断することも危険です。

だからこそ学ぶ必要があります。

法律を学ぶ。

教育を学ぶ。

発達を学ぶ。

先人の知恵を学ぶ。

学ぶことで、自分の思い込みや偏見に気づくことができます。

子育てで本当に大切なこと

教育基本法第10条には、

「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任を有する」

とあります。

責任とは、思いつきで育てることではありません。

学び続けること。

考え続けること。

そして必要に応じて自分を改めることです。

子どもは親の背中を見ています。

親が学ぶ姿勢を持てば、子どもも学ぶようになります。

親が考える姿勢を持てば、子どもも考えるようになります。

本質を見る目を育てる

現代は言葉が先行しやすい時代です。

「多様性」
「自己肯定感」
「個性」
「主体性」

大切な言葉ほど、本質を理解せずに使われがちです。

だからこそ孔子の言葉が響きます。

学びて思わざれば則ち罔し。
思いて学ばざれば則ち殆し。

子育てに迷ったとき、

まず学ぶ。そして考える。さらに学び直す。

その繰り返しの中に、本当の意味で子どもを育てる力が生まれるのではないでしょうか。