小さな青いトマトに見えた「育ちの法則」
先日子どもたちと買ってきた苗、
ミニトマトが少しずつ実をつけ始めました。

まだ青く、小さく、食べるには程遠い姿です。
けれど、この姿を見ていると、子どもたちの成長と重なって見えてきます。
私たち大人は、「トマトが実ってきた」と聞くと、
つい赤く実ったトマトを想像してしまいます。
子育てをしていても一緒で・・・
「早くできるようになってほしい」
「もう少し頑張れないかな」
「いつになったらできるようになるのだろう」
そんな気持ちになることがあります。
しかし、トマトは実がついた翌日に赤くなるわけではありません。
花が咲き、
実がなり、
青い期間を過ごし、
少しずつ色づき、
やがて食べ頃になります。
どの過程も省略できません。
子どもの成長も同じです。
文字が読めるようになる前には、
たくさんの「聞く」があります。
友達と仲良く遊べるようになる前には、
失敗やトラブルがあります。
我慢ができるようになる前には、
思い通りにならず泣いたり怒ったりする経験があります。
青い実の時期は、決して停滞しているわけではありません。
見えないところで、
しっかりと栄養を蓄え、
赤くなる準備をしています。
子どもたちも同じです。
今は結果が見えなくても、
今はできないことがあっても、
毎日の経験は確実に力になっています。
だからこそ私たち支援者や保護者は、「まだできない」ではなく、
「今は育っている途中」という目で見てあげたいものです。
青いトマトを見て、「まだ赤くならないのか」とは思いません。
きっと赤くなることを知っているからです。
子どもたちにも同じように、「この子はきっと育つ」
という信頼のまなざしを向け続けたいと思います。
「種は急いでも芽を出さない。実も急いでは赤くならない。育ちとは、待つことで完成するものなのじゃ。」