柏の葉学園グループ職員勉強会レポート 2025.10.21
🌱 柏の葉学園グループ職員勉強会レポート
テーマ:「子どもたちのぶつかる!ボールキャッチが苦手!な要因」
本日、柏の葉学園グループでは、子どもたちの「運動発達」や「安全な遊び方」について理解を深めるための職員勉強会を実施しました。
今回のテーマは――
「子どもたちのぶつかる!ボールキャッチが苦手!な要因」です。
🧠 予測能力とは?
「予測能力」とは、過去の経験や状況をもとに、次に起こることを見通して行動を決める力のことです。
たとえば「鬼ごっこ」で相手の動きを読んで逃げたり、仲間とタイミングを合わせて動いたりするのも、この予測能力が働いています。
この力が育っていくことで、
- 空間を正確に把握する「空間認識力」
- 状況判断や瞬時の反応力
- チームワークや協調性
といった複数のスキルが同時に伸びていくのです。
🏃♂️ 鬼ごっこで育まれる力
勉強会では「鬼ごっこ」を題材に、発達の視点から多くの学びを得ました。
鬼ごっこは単なる遊びではなく、子どもの社会的・身体的スキルを総合的に伸ばす教材でもあります。
🔹 予測力のトレーニング
- 鬼や他の子の動きを見て、「どちらへ動くか」「どのタイミングで逃げるか」を考える。
- 周囲の安全な場所を見つけ、ぶつからないように進む。
🔹 空間認識能力
- 自分と他者・障害物との位置関係を把握しながら動く力。
- 「どのくらい離れているか」「どの方向に行くと安全か」を素早く判断する力。
🔹 危機管理能力
鬼ごっこでは、逃げる側と追う側の両方を経験します。
その中で「危険を回避する感覚」や「再び同じ失敗をしない力(再発防止)」が自然と養われていきます。
つまり、遊びの中で子どもたちは“安全に生きる力”を学んでいるのです。
🌀 空間認識能力を高める活動例
勉強会の後半では、空間認識力を高める具体的なトレーニング方法を共有しました。
💡 言葉と体の連動
「前にきて」「後ろにあるよ」「上を見て」など、
体を動かしながら空間を意識させる声かけを行うことで、
子どもたちは自分の位置関係をイメージで捉えやすくなります。
🎨 活動の例
- 折り紙・折り紙建築
- 鬼ごっこ・アスレチック遊び
- パズルやブロック遊び
- ビジョントレーニング(視覚認知を高める遊び)
こうした活動を通して、子どもたちは自然に「見る」「考える」「動く」の連動を身につけていきます。
🌈 まとめ
今回の勉強会では、
「ぶつかる」「ボールを取れない」といった行動の裏には、
単なる運動能力の問題だけでなく、
予測力・空間認識力・危機管理能力の発達段階が関係していることを改めて確認しました。
柏の葉学園グループでは、こうした理解をもとに、
遊びや運動の中で子どもたちが安全に、そして主体的に行動できるよう支援を続けていきます。
✏️ 今後も、学びと実践を結びつける職員勉強会を定期的に開催し、
子どもたちの「生きる力」を育む支援を追求していきます。
子どもたちの「できた!」「わかった!」の笑顔を増やしていけるよう努めてまいります🌸
柏の葉学園グループの先生たちも、
子どもたちに負けないくらい日々勉強をしています!
学園の合言葉は【昨日よりも今日、今日よりも明日】
これを実践しています(*^^)v